ロコ・ロンドン貴金属取引(CFD取引)
ロコ・ロンドン貴金属取引とは、海外における貴金属の現物価格を指標とする証拠金取引ですが、特定の「市場」があるわけではなく、業者との相対(あいたい)取引であり、業者が任意に提示する金現物価格とドル円為替変動を指標として取引をするものです。
また、取引を行うことにより1日数百円の金利(「スワップ」と称されます。)を得ることができますが、その根拠は不明です。
ロコ・ロンドン貴金属取引業者は、「低金利の時代に高い金利を得ることができる。」などという勧誘文言を使って勧誘を行い、高齢者が老後資金を失うなどの被害が発生しています。
また、近ごろは、「ロコ・ロンドン」が問題のある取引であることが、報道などにより認知され始めたことから、これらの業者は、別の名称を使って営業を継続しています。
「貴金属スポット取引」「貴金属マージン取引」「海外商品CFD取引」といった名称で不当な勧誘を続けていますが、名称が異なっても取引内容はほぼ同じです。
なお、「CFD」とは、”Contract for Difference”の略で、「差金決済取引」のことを指します。株式や株式指数などを使ったCFD取引は、金融商品取引法により規制されており、一 方、国内の商品先物や商品先物指数を使ったCFD取引は、商品取引所法により規制されています。
これに対して、海外の商品先物等を対象とするCFD取引には、まだ規制法がないため、そこに目を付けた業者が、海外の商品先物等を使ったCFD取引を勧誘しているのです。
このホームページでは、こういった問題のある取引を総称して、「ロコ・ロンドン貴金属取引(CFD取引)」と呼ぶことにします。
こんな点が違法行為!
ロコ・ロンドン貴金属取引(CFD取引)は、指摘に指標を作り出して取引を行うものですので、実質的には「賭博(とばく)」に当たるものと言え、その取引は公序良俗に違反して無効であると考えています。
ロコ・ロンドン貴金属取引(CFD取引)にも、もちろん不適格者に対する勧誘・受託の問題や説明義務違反の問題を問うことが考えられますが、そもそもロコ・ロンドン貴金属取引(CFD取引)は、極めてハイリスクな取引で投資経験のない高齢者等に老後資金をつぎ込ませることはおよそ適合しない取引であるというべきです。
良くある手口
ロコ・ロンドン貴金属取引は、まず、あたかも金の現物取引の業者であるかのように偽って「金は安全な貯蓄商品で、これからも価格が上がります。」などと述べて勧誘を始めます。
CFD取引も同様で、金や原油といった海外の取引所で取引されている商品名を使って勧誘します。
このとき、取引の仕組みについては、ほとんど説明されることがありません。
その後、「スワップ金利が発生します。低金利時代に定期預金するよりずっといいです。」などと述べて、定期的にお金が入ってくることを強調します。
被害者は、高齢者等であることが多く、「金を使った安全な預金みたいなもの。」というような感覚で契約を締結させられます。契約を締結するまで何度も電話や自宅訪問があり、強引な勧誘を受けて根負けして契約を結んだという報告も多々あります。
解決法
ロコ・ロンドン貴金属取引(CFD取引)の場合、示談で比較的高額の被害回復を実現できることも少なくありません。裁判になるケースもありますが、被害者は高齢者の方であることが多く、業者側の違法性が認められることが多いといえます。
もっとも、ロコ・ロンドン貴金属取引業者(CFD取引業者)は、国内商品先物や外国為替証拠金取引のような厳格な規制が課されておらず、無登録で財産的基盤が弱い業者が取引を行っていることも多いため、業者が倒産したり行方不明になったりすることで一銭も回収できなくなる危険があります。
そのような事態にならないため、一刻も早く、弁護士へ相談されるべきでしょう。



